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会場一体、校歌響く 閉校記念し音楽祭 浦川原中

閉校記念に合わせ、特別に全校合唱を発表。心を一つにして歌声を響かせた

 浦川原区の浦川原中(寺島政敬校長、生徒59人)は28日、閉校記念音楽祭を開いた。生徒たちの演奏に加え、地域伝統芸能のステージなど盛大に実施。最後は会場全体で校歌を響かせた。

 学級ごとの合唱発表や吹奏楽部の演奏に加え、閉校記念として全校合唱を発表。練習の成果を生かし、心を込めて「歓喜の歌」と「大地讃頌」をアカペラで歌った。

 地域からの出演者もステージを盛り上げた。2年生が昨年度から取り組んでいる総合学習の縁で、保倉川太鼓、月影雅楽、飯室神楽が出演。閉校への思いを語った。

 フィナーレは参加者全員を「浦川原区合唱団」と名付けて校歌を斉唱。浦川原音楽協会の呼びかけで実現し、歌声を体育館に響かせた。

 音楽祭実行委員長の山崎はなさん(3年)は「校歌を(地域住民を含めた)みんなで歌うのは最後かもしれない。とても良い機会になった」と語った。

 午後は上越市、同市教育委員会、閉校記念事業実行委員会による閉校式典を実施。約180人が参加し、実行委制作のスライドショー上映や生徒の合唱発表などが行われた。