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台湾の女性経済人ら一行 宇喜世など見学 本県中心に日本文化研修

百年料亭宇喜世で「歓迎の歌」を披露し、締めのフレーズで盛り上がる台中からの企業団一行

 台湾・台中市の女性経済人らでつくる「跨越国際女性企業交流団」は22日から28日までの日程で来日し、新潟、栃木各県の企業や観光名所を視察している。24日に来越し、仲町3の「百年料亭宇喜世」を見学し、高田の古い街並みや建物を散策した。

 同交流団は研修委員会を作り、日本をたびたび訪れており、昨秋には宮崎県日南市と台中の「日南駅」つながりで姉妹駅協定も結んでいる。

 今回、台中市の総合旅行社でツアーガイドを務める藤井雅惠さん(55)が日本の燕三条青年会議所時代に、当時青年会議所新潟ブロック協議会長だった大島誠・宇喜世社長との縁で、本県を中心としたツアーを組んだ。苗場のドラゴンドラでの紅葉観賞、燕・三条の物づくり現場視察なども行程に入っている。

 一行はさまざまな業界の女性起業家ら22人。国登録有形文化財の建築物である宇喜世館内各部屋を見て回り、料理を味わった。歓迎の歌も披露した。交流団の林淑珠(リン・シュクジュ)会長(62)は「造りが精巧、丁寧で、長い間保存、使用されているのは素晴らしい」と、通訳の藤井さんを介して感想を話していた。