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後谷集落、里道を散策 黒田小4年生 校区の歴史学ぶ

大三階からの眺望に興奮。黒田小の校舎を探した

 上越市立黒田小(渡邉興勝校長)の4年生31人は3日、かつて同校の分校があった後谷集落を散策。児童は同集落と黒田、灰塚をつなぐ里道を歩き、校区の歴史や自然を学んだ。

 里道を整備している「後谷・名水桜清水の会」の会員で、後谷集落出身の牛木徹さん(75、同市向橋)が案内役を務めた。前半は後谷集落内を歩き、分校跡や昭和2年に発生した雪崩被害の殉難碑などを巡った。

 後半は分校児童が本校へ通う際にも使っていた里道を歩いた。道中にある休憩場所「大三階(おさんがい)」は、校区や高田平野を見渡すことができ、児童たちは「絶景だ」と大喜び、眼下に見える黒田小に向かって大声を上げたり、声をそろえて校歌を歌ったりした。

 古川結人君は「(里道を歩き)疲れたが、昔の人が通っていたんだと思うとすごい。大三階が風が気持ちいい」と話していた。