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局地的に激しい雨 1時間雨量 上越、糸魚川30ミリ超 上越地域

6日も上越地域で大雨。上越市では正午過ぎから短時間で激しい雨が降り、道路上にたまった水を跳ね上げて走る車が見られた(同日午後0時40分ごろ、県道13号の栄町東交差点付近)

 低気圧から延びた前線の影響で、県内を含む北陸地方は6日、局地的に非常に激しい雨が降った。上越地域は前日に続き糸魚川市のほか、上越市でも1時間に30ミリを超える激しい雨が観測された。

 県河川防災情報システムによると、同日午前11時までの1時間に糸魚川市道平で59ミリ、上越市名立区平谷で48ミリを観測。また、新潟地方気象台によると、午前10時から午後2時ごろにかけての1時間に糸魚川市能生で48ミリ、同市糸魚川で40ミリ、上越市高田で32ミリの激しい雨が降った。上越市では一時、大雨警報(浸水害)、洪水警報も発令された。

 上越市危機管理課によると、同日午後6時時点で同市国府2のため池に面した市道の路肩が崩落したという。

 大雨により鉄道の運休、遅延も相次いだ。えちごトキめき鉄道では妙高はねうまラインで午後1時30分ごろから、上越妙高―春日山両駅間で運転を見合わせ、午後4時までに平常通り運転を再開した。また、日本海ひすいラインでも遅れが発生した。JR信越本線では午前10時台から、柏崎―長岡両駅間で運休。午後1時22分ごろに運転を再開したが、直江津―長岡両駅間で遅れが発生した。JR大糸線では午前11時ごろから午後1時ごろまで、糸魚川―南小谷両駅間で運転を見合わせた。

 新潟地方気象台によると、県内は大雨の峠を越えたが、7日未明から明け方までは雨が続く見込み。降り続いた雨で地盤が緩んだ地点では、土砂災害に注意、警戒を呼びかけている。同日午後6時までに予想される24時間降水量は上越で80ミリ。