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来年度実施予定「光ケ原高原ヒルクライム大会」 コース試走会 本番に生かす 地元色ある大会目指し 板倉区

さっそうとスタートを切る参加者。光ケ原高原を目指しペダルをこいだ

 来年度実施を予定している「光ケ原高原ヒルクライム大会」の試走会が26日、板倉区で行われた。上越市内を中心に関係者36人が参加し、ゑしんの里記念館(同区米増)から光ケ原高原キャンプ場(同区関田)までのコースを走り抜けた。

 「ヒルクライム」は高低差のあるコースを自動車やロードバイクで走破する競技。同区では本年度、地域協議会や総合事務所などが連携し、山間部を舞台とした大会の実現に向け検討を重ねている。目指すは同区の観光振興。試走会は実際にロードレーサーからコースを走ってもらい、感想や意見を大会の検討に生かす狙い。

 スタート地点のゑしんの里記念館では、同区地域協議会の平井達夫会長があいさつ。参加者へ「目指すは光ケ原。猛暑に負けず頑張って」とエールを送り、力強くスタートの号令をかけた。試走会の検討コースは総距離約17キロ、平均斜度約6%、高低差約950メートル。参加者は県道95号(上越飯山線)を経由し、それぞれのペースでヒルクライムを楽しんだ。

 本大会は現時点で来年7月13日を予定している。発案者である同区の地域おこし協力隊員、福井拓也さん(35)は「自転車の愛好者から(板倉区の立地が)ヒルクライムに向いているとの意見があり、地域へこの声をつないだ。地元の方が大勢関わる、地域色の表れた大会になれば」と話した。