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大糸線(南小谷~糸魚川)など収支公表  100円稼ぐのに3835円 JR西日本

 JR西日本は28日、大糸線=写真=(長野県・南小谷―糸魚川)など、エリア内ローカル線の最新(2020~22年度)の収支を公表した。
 公表したのは、輸送密度(19年実績で1キロ当たり1日平均乗車数)が2000人未満の17路線・30区間が対象。
 それによると全ての路線が本業のもうけを示す営業損益が赤字となった。
 このうち大糸線(35・3営業キロ)では、1日当たり平均乗客数(輸送密度)は108人だった。運輸収入は2000万円、営業費用は6億1000万円、収支率は6・1%だった。収支率は2・6%、100円を稼ぐのにいくらかかるかを示す「営業係数」は3835円だった。