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直江津菓子組合「お強の餅」 31日、6月1日販売 今年から時期変更

販売時期が変更となった「お強の餅」

 上越市の直江津菓子組合(坂詰喜範組合長)は31日と6月1日の両日、「お強(たち)の餅」の販売を行う。販売時期を従来の3月31日、4月1日から変更し、この時期の新たな定番和菓子としての定着を目指す。

 郷土の戦国武将、上杉謙信が雪解け後の出陣に際し、兵士に初草を入れた餅を振る舞ったという故事をもとにしている。これまでの販売時期は年度末や高田城址公園観桜会と重なっていたことから、販売開始から約50年を経て初めて時期を変更した。

 同組合広報担当の重原稔さんは「今までは年度末でバタバタして買えなかったこともあったなど、(時期変更には)好意的な声がほとんど」と話した。代表的な和菓子がないこの時期の定番として、さらなる定着を目指す思いもあるという。

 お強の餅はあんこを草餅で包んだ「天」と草餅をあんこで包んだ「地」の2種類。値段は1個162円(税込み)。同組合加盟店と同市内のスーパーマーケット特設売り場で販売する。