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東頸中 開校記念体育祭 「新時代幕開け」生徒団結 熱戦展開、集団演技も

集団行動演技を披露する生徒。列をそろえ、ぶつかることなく交差した
開校記念モニュメントとともにドローンで記念撮影

 上越市立東頸中(牧井創校長、生徒96人)は30日、開校記念体育祭を開いた。浦川原中、安塚中、大島中が統合して初めての体育祭。生徒はスローガン「START OF THE NEW HISTORY~新時代の幕開け~」を掲げて競技や演技に臨み、新しい仲間と団結を深めた。

 体育祭は実行委員会が計画し、生徒会が運営。午前中は紅軍、青軍に分かれて競技が行われ、リレーや大玉送り、綱引きや応援合戦で熱戦を繰り広げた。

 午後は開校記念セレモニーが開かれた。セレモニーは吹奏楽部員が演奏する「ジョニー・B・グッド」で軽快に幕開け。続いて約1カ月かけ練習に取り組んだ、開校記念種目のパフォーマンス「集団行動演技」を来賓や保護者の前で披露した。

 グラウンドの左右に分かれた全校生徒は指揮者の号令に従って前進し、真ん中でぶつかることなく交差したり、方向転換をしたりして、息の合った演技を披露。「東頸中は永久に不滅です」とのかけ声を上げると、会場から大きな拍手が送られた。

 また、開校記念モニュメントの披露も行われた。モニュメントは大島、浦川原、安塚の各地区を表すショウブ、シバザクラ、ヤナギバヒマワリの花の上に各地区名が表され、文字には生徒の思いが書き込まれている。モニュメントにはこれから一年の活動の思い出が書き込まれ、来年3月に完成、披露される。

 体育祭を見学した大島区の高橋豊さん(41)は「大勢でやる競技や演技は迫力があった。生徒たちの頑張りに元気をもらった」と笑顔で話した。

 集団行動を指揮した、体育祭実行委員長の長谷川絆君(3年)は「短い準備期間だったけど、きれいに列がそろって良かった。体育祭で学年を超えて絆が深まったので、これからの中学生活を頑張りたい」と話し、達成感をにじませていた。

開校記念モニュメントとともにドローンで記念撮影