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本営業控え荷上げ 高谷池ヒュッテ ヘリで食材など22トン

ヘリコプターの往復で、約22トンの物資を高谷池ヒュッテまで運んだ(妙高ツーリズムマネジメント提供)

 夏山シーズンを控え、妙高山と火打山の中間に位置する登山基地「高谷池ヒュッテ」(妙高市杉野沢高谷池、標高約2100メートル)で22、23の2日間にわたり、今季の運営に必要な物資の荷上げ作業が行われた。山麓、登山口の笹ケ峰高原からヘリコプターの往復で、約600キロ単位の梱包(こんぽう)を38個、総重量約22トンを輸送した。

 三角屋根が特徴の高谷池ヒュッテは妙高市営の山小屋。指定管理者として一般社団法人妙高ツーリズムマネジメント(事務局・妙高高原観光案内所内)が管理・運営している。

 同法人によると、今年の輸送量は例年より増えた。内訳は食材、食料、水のペットボトル、灯油やプロパンガスなどの燃料、販売用アルコール類など。特に昨年の猛暑、水不足を踏まえ、飲料、調理、販売用の水は多めに準備した。

 同施設は今季、4月27日にプレオープンした。6月1日から夕食などを提供できる本営業を迎える。スタッフの一人、村奈剛次さん(42)は「事故なく安全に泊まっていただくのが一番。たくさんの人に来ていただき、上に登ってしか出合えない景色を楽しんでほしい」と話した。

 問い合わせは同法人(電0255・86・3911)へ。