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貴重な宝 守ろう 「希少野生動植物保護」学習会 指定種知り実態学ぶ 糸魚川市

講師の糸魚川ジオパーク自然資源保全委員会・吉田一郎委員長から、糸魚川市に生息する動植物とその希少性について学んだ参加者

 糸魚川市に生息・生育する多種多様な動植物の実態を学び、保護・保全への取り組みに理解を深めようと、市民らを対象にした「希少野生動植物保護」の学習会が開かれた。

 同市は昨年、「希少野生動植物保護条例」を制定・施行。市内で数が減少し、絶滅が危惧されるため特に保護する必要がある「指定希少野生動植物」99種、特に緊急に保護する必要がある「特別指定希少野生動植物」57種を指定する。保護を目的とした研究等の捕獲・採取を行う場合は届け出が必要とし、違反についての罰則規定(罰金)も定めている。

 学習会は16日に市役所内で実施した。糸魚川ジオパーク自然資源保全委員会の吉田一郎委員長が、ムラヤママイマイやハクバサンショウウオ、ギフチョウ、ウチョウランなど指定種を紹介。乱獲などの実態も伝えて「糸魚川の貴重な宝。みんなで守って楽しんでいこう」と呼びかけた。

 同日はボランティア監視員も含めて30人が参加した。監視員は同市で随時募集している。