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本年度閉校の美守小 最後の田植えは全校で 大きく成長して

全校児童が1列に並んで苗を植える
田植え前に5年生が泥の中での歩き方などを説明

 三和区の美守小(高波英里校長、児童51人)は14日、学校田の田植えをした。同校最後の田植えを全校児童で協力して行った。

 同校は5年生が総合学習で米作りに取り組む。例年は田植えも5年生が行っていたが、同校が里公小、上杉小との統合のため本年度末で閉校となることから、全校での田植えを実施した。

 地元農業者らボランティアの指導を受けながら、約700平方メートルの田にもち米「わたぼうし」を植えた。児童が一列に並び、ひもの結び目を目印に苗を植えていった。「植えます」「(後ろに)下がります」「(泥を)ならします」の合図を聞きながら、にぎやかに作業を進めた。

 収穫したもち米は10月の文化祭で振る舞う予定。渡部楓花さん(5年)は「苗を3本ずつ分けるのが難しかった。全校でやるのは初めてだけど面白い。大きく成長してほしい」と話していた。

田植え前に5年生が泥の中での歩き方などを説明