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久遠チョコレートとFC契約締結 今秋店舗開店へ 就労機会提供へ福祉事業所を開所 井手塾

仲町3の「浄興寺大門通り」沿いに事業所を開所。店舗の脇には雁木を模したスペースがある

 井手塾(上越市本町5)はこのほど、同市仲町3に就労継続支援B型・生活介護事業所「また明日Labo(ラボ)」を開所した。

 障害などを理由に通常の就労が困難な人へ、就労や生活改善の機会を提供する。全国でチョコレートなどのスイーツを製造・販売する「久遠チョコレート」とフランチャイズ契約を結び、本県では2店舗目の「新潟上越店」となる。店舗のオープンは今年の秋を予定。現在は利用を検討している人の見学と体験を受け入れている。

 作業はB型がチョコレートの製造、生活介護が製造補助。チョコレートの溶かしや形成、ドライフルーツのカット、個包装などを行う。利用の際は、それぞれの特性に合わせて関わる工程、勤務日数や時間を柔軟に決定。時間ごとに定まった工賃が支払われる。定員は1日20人(B型16人、生活介護4人)、送迎あり。

 井手塾が運営する成人対象の障害福祉事業所は、昨年開所の自立訓練・就労移行支援「また明日カレッジ」に続いて2カ所目となる。「ラボ」管理者の久保田麻理恵さんは「障害がある人も社会から取り残されないよう、利用者さんがお金を稼ぐ場、そしてやりがいを見つけられる場でありたい」と話している。

 見学と体験は随時受け付けている。問い合わせは「また明日Labo」(電025・530・6020)へ。