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豊富な植生学び楽しむ 五智公園で植物観察会 上越市

八重桜や斜面に咲く花などを観察。講師の古澤和子さん(右)が見分け方などを解説
トキワイカリソウ

 上越市五智6の五智公園で21日、春の植物観察会が開かれた。約50人が参加し、同公園の豊富な植生を学び楽しんだ。

 五智公園を育てる会(槇嶋誠太郎会長)が主催。会員の古澤和子さん、古澤良彰さんが講師を務めた。八重桜ロードなどを歩き、沿道の草花について解説した。

 同公園にある植物は自生、植栽合わせて約530種。尾根や沢などさまざまな地形があり、斜面の向きによっても植生が変わっているという。古澤和子さんは「多様な環境があり、植物も豊富」と話した。

 カンザン(関山)やショウゲツ(松月)などの品種が植えられている八重桜は五分咲きから七分咲き。道沿いの斜面にはトキワイカリソウやユキグニミツバツツジ、ミドリハコベなどが花を咲かせていた。参加者たちは花の写真を撮影し、講師の解説をメモしていた。

トキワイカリソウ
ミドリハコベ