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地場産豊富 山菜ずらり 試食し品定め 糸魚川市東寺町1ひすい食彩館

コゴミやウドなど地場産の各種山菜が並ぶ
おひたしやごまあえ、天ぷらなど山菜の試食が行われた

 春の味覚、山菜が旬を迎えている。糸魚川市東寺町1のJAえちご上越ひすい食彩館は20日から、地場産の各種山菜をそろえて「山菜フェア」を開いている。期間は27日まで。

 初日、店内の山菜コーナーにはタラの芽やウド、コゴミ、コシアブラなどがいっぱいに並んだ。出荷状況はコゴミが終盤、ウドが最盛期で、タケノコやワラビも出始めている。

 本間守店長によると、今年は暖冬から2、3月の降雪、4月上旬の気温上昇などの影響で、例年より早め、遅めが混じって出荷時期が不安定という。また、山菜を採って出荷する人が高齢化や後継者不在により、年々減ってきている課題もある。

 同日はフェアの初日に併せて試食会も行われ、来店者がワラビのおひたしやコゴミのごまあえ、ウドのきんぴらなどを味わった。80歳の女性は「おいしい」と喜び、「きょうはアマナが欲しくて。独特の風味が好き」とそのほかの山菜も含めて選んでいた。

 27日はキッチンカーによる山菜の天ぷら販売、山菜のみそ汁の振る舞いが行われる。

 同店の営業時間は午前9時から午後5時。

おひたしやごまあえ、天ぷらなど山菜の試食が行われた