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デイホーム三郷 事業譲渡 JAえちご上越 リボーンと契約書調印式

羽深会長(右)と飛田社長が契約書に署名を交わした

 JAえちご上越(上越市藤巻)が運営する同市本長者原のデイサービスセンター「デイホーム三郷」が5月1日から、リボーン(同市大日)に事業譲渡される。

 17日にリボーン本社で事業譲渡契約書の調印式が行われ、同JA経営管理委員会の羽深真一会長とリボーンの飛田泰二社長が署名を交わした。

 デイホーム三郷は、旧JAえちご上越が同市の受託事業として運営。2013年からは直接運営を行い、組合員や地域住民に向けて通所介護サービスを提供してきた。

 同JAによると近年、管内における高齢者福祉事業の同組合シェアは2~3%。併せて運営する施設の担い手不足が進んでいる現状だという。これらを鑑みてデイホーム三郷を事業譲渡する方針が定まり、施設運営の実績があるリボーンへの譲渡が決定した。これにより同JAでは5月以降、高齢者福祉に関わる4施設を運営することになる。

 羽深会長は「これからも組合員や地域の皆さんの将来に必要とされる施設となるよう、運営をお願いしたい」と要望。飛田社長は「(契約書の)判を押すたびに、これから始まる事業への思いと責任を感じる。JAが今まで行ってきた地域への思い、サービスを受け継ぎながら、今後も協力し上越地域のために取り組んでいきたい」と意欲を示した。