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〈上越市議選〉書面インタビュー 立候補者の主張㊦-4

【質問事項】

(4)議員空白区の有権者の声をどう市政に反映していくか

(5)上越市全体の「まちづくり」への考えや思い

(6)当選した場合に特に力を入れる分野



◇鈴木めぐみ氏(無所属・現(1)、岡崎新田、45)

 (4)地域協議会で区固有の問題を話し合い、市長へ意見することができるため、議員空白区であっても、市民の声を市政に反映する仕組みはある。ただ議会としても地域協議会の意見を協議できる制度設計が必要。

 (5)全ての市民が支え合い、共に成長できる環境を整えることが必要。私は6児の母としての経験を生かし、日本一子育てしやすいまちを目指す。子育て支援や少子化対策は人口減少に対抗し、豊かな未来を築く基盤。若者、女性、子育て世代の声を、どんなに小さな声も市政に反映させ、子育て費用の無償化を推進する。全世代が安心して生活できる上越市を目指す。諦めたらそこで試合は終了です!

 (6)

 ・若者・女性・子育て世代に優しいまちづくり

 ・子どもファーストの政策加速

 ・子育て費用の無償化



◇石田裕一氏(無所属・現(3)、浦川原区顕聖寺、61)

 (4)今後市議会として議員空白区での意見交換会実施も含め、広い視野を持って活動していくことが重要と考える。個人的にも、会派でも、積極的に広く地域に足を運び、意見を聞く取り組みに努める。

 (5)上越市の「魅力発信」で「人口減少社会対策」に臨み、観光や移住定住促進で「交流人口」の拡大に努める。スポーツ振興で「地域づくり」さらに「仲間づくり」、市民の「健康増進」に努める。それぞれの人に合った福祉の充実を目指して「子育て」「高齢者」「障害者」それぞれに必要な支援と「ごちゃまぜ共生社会」の実現を目指す。上越市の安定した未来を見据え「行財政改革」を進める。さまざまな地域産業の充実を目指す。

 (6)

 ・地域振興(地域づくり、スポーツ推進、地域人材育成)

 ・福祉(子育て、高齢者、障害者福祉の充実)



◇ストラットン恵美子氏(無所属・現(1)、大潟区土底浜、51)

 (4)市議会は年2回、議会報告と意見交換会を市内全域各区で実施しており、この機会を捉えることができる。各地域の声をしっかり取り入れる議会改革を推進する。

 (5)市民一人一人がそれぞれの個性を持って輝き、チャレンジできる街づくりが何より大切であると考える。年齢、性別、国籍、障がいの有無を問わず、全ての人々が尊重される「Well―being(ウェルビーイング)」な社会の形成を目指す。人口減少社会を背景にエネルギーや食料など地域循環できる持続可能な社会、防災に強く安心安全な「帰ってきたくなる街」づくりの実現に尽力していく。

 (6)

 ・市民一人一人のウェルビーイングに尽力します!

 ・持続可能な社会の実現を目指します!

 ・市民が参画しやすい議会改革を推進します!



◇近藤彰治氏(無所属・現(7)、大貫1、73)

 (4)それ以前に空白区の住民の意見を聞きたい。なぜ議員が出てこないかを。議会との意見交換が必要である。

 (5)合併して広くなった上越市。海、山、里地などさまざまである。また北陸新幹線、上越妙高駅や上信越自動車道、北陸自動車道の高速道があり、スマートICなども含めてICが6カ所もある。また直江津港もあり公共交通網が県内一といっても過言ではない。この利点を生かして企業誘致を図るべきである。港湾の直江津、関係人口を増やすことができる上越妙高駅。市役所近辺の観光・商業圏などを利活用すべきである。

 (6)

 ・議会政治倫理条例を策定したい

 ・議員定数を削減したい。例えば28人か30人に

 ・インフラ整備の促進、例えば儀明川ダム本体工事着手



◇大島美香氏(無所属・新、本町1、42)

 (4)投稿ポスト、ホットライン、担当部署設置等が考えられるが、一番は現役市議が空白区へ足を運び、実際の温度感を受け取りながら声を聴くことが大切と考える。

 (5)上越市に暮らす今、市民が情報を取りにいかなければならない現状を、もっと市が市民一人一人に情報を届けるシステムの構築ができると良い。市民のニーズを吸い上げ、市民と市政の温度差を埋め、どの世代も暮らしやすいまちづくりをしたい。

 (6)

 ・観光振興

 ・まちづくり

 ・人口減少



◇上野公悦氏(共産・現(4)、頸城区中柳町、74)

 (4)まさに議員活動の在り方を問うもの。議員の出身地域の利益・要望を優先する狭い活動から、市域全体の市民の声を議会に反映すべき。議員定数や議会の在り方をしっかり保障できる活動に。

 (5)このまちに住んでいてよかった、今後も住み続けたい、子どもたちに残したい、と思える安心安全、快適なまちづくりを目指す。この思いに応えられない市政や議会ではだめ。あきらめから希望へ、不安から安心の政治へ切り開いていける市民の力が保障される街づくりが求められる。安心して子育てでき、経済的に苦しくてもしっかりと暮らしてゆけ、年齢を重ねても楽しく生きられるまちを目指す。

 (6)

 ・労災病院閉院ありきでなく地域医療の確立

 ・学校給食無償化、医療費ゼロ、国保税子ども均等割廃止、おむつ代ゼロなど子育て支援

 ・原発再稼働ゼロ、実効性ある避難計画の策定



◇山本佳洋氏(無所属・新、吉岡、52)

 (4)抱える課題や問題点は共通しており、空白地であっても真摯(しんし)に取り組む必要がある。議員定数が削減されれば空白区がさらに増える。どの地域でも意見が反映されやすい取り組みを検討すべきだ。

 (5)春は桜の花びらが舞い散る桜色。夏は陽光を浴びた葉の碧色。秋は実った稲穂が輝く黄金色。冬は雪景色が広がる銀世界。色彩豊かでダイナミックに四季ごとに変化する上越市が好きだ。大好きな豊かな自然と四季折々の恵みにあふれた上越市の発展に努力する。34年、県職員として培った教育行政や医療などの経験と実績を生かし、全力で努力する。

 (6)

 ・学校教育充実のため教職員の多忙化解消と担い手確保に取り組む

 ・医療スタッフ確保で地域医療を充実させる

 ・最低賃金引き上げや官製ワーキングプアを許さない公契約条例の制定



◇草間和幸氏(無所属・新、頸城区榎井、47)

 (4)私は農業・担い手の声を聞いているため、区を意識したことがなかった。空白区の声を聞くことは、市議の行動力次第。地域協議会によってはアイデアや行動力があり、寄り添うことができると思う。

 (5)上越市には先人から受け継いだ素晴らしい田んぼをはじめ、山、川、海と環境が整っている。地元住民が当たり前だと思っている環境も、他の人から見ればとても素晴らしい財産。分岐点、通過点の上越市を北信越の中心都市と位置づけ、各地の特徴ある地域性を生かし、企業誘致の他に学生の校外学習からクラブ活動誘致などで「訪れたことのある上越」から「住みたい上越」になるようなまちづくりを目指したい。

 (6)

 ・担い手のための農業政策

 ・若者、子育て世代のための支援政策

 ・保倉川放水路整備の早期着工に向けて



◇橋爪法一氏(共産・現(5)、吉川区代石、74)

 (4)基本は議員が足を運び、市民の声を聴く。地域協議会や住民組織などの声も意識的に聴くよう努めなければならない。議会報告も大切だ。

 (5)海あり、山あり、平野ありの上越市。市内のどこに住もうとも安心して暮らせる。それをまちづくりの中心に据えることが基本。全市的なまちづくりを進めるために、現行の総合計画に28区の地域計画をしっかり組み込むこと。政策面では子ども医療費無料化、学校給食費無償化、国保税や介護保険料の引き下げ、しっかりした避難所体制の確立などを考えている。

 (6)

 ・自然災害対策を強化し、原発再稼働を許さない

 ・給食費ゼロ、子ども医療費ゼロ、おむつ代ゼロ、国保税子ども均等割ゼロ、の実現

 ・厚労省、県主導の地域医療再編ではなく、医師、看護師確保と地域医療体制の確立