文字サイズ

〈上越市議選〉書面インタビュー 立候補者の主張㊦-2

【質問事項】

(4)議員空白区の有権者の声をどう市政に反映していくか

(5)上越市全体の「まちづくり」への考えや思い

(6)当選した場合に特に力を入れる分野



◇降旗太地氏(無所属・新、高土町3、37)

 (4)足を動かし、一人でも多くの有権者の声を聞きに行く以外に方法はない。あらゆる地域のあらゆる世代の人の声を聞きに行き、その声を市政とつなげることが自身の役目と考えている。

 (5)上越市では福祉、医療、産業、教育、山間部など、どの現場においても若者の定着が図れず、未来の上越市の担い手が不足していることが課題であると考える。上越の明るい未来をつくるためには、子どもや若者、高齢者、全ての世代がつながることのできる提案や仕組みづくりが不可欠。あらゆる地域、あらゆる世代の方の声を聞き、その声が市政につながるようなまちづくりを行いたいと考える。

(6)

 ・人口減少対策

 ・子育て支援



◇丸山章氏(無所属・現(2)、清里区馬屋、69)

 (4)市民に直接会い、意見等を聞く機会を設けたり、SNSなどでの意見等をしっかり受け止め、議員として分け隔てなく市民の声を大切に、それを市政に反映させるべく努力したい。

 (5)当市が成長する上で「若者等が地域に残ること、移住定住の増加」は絶対条件。まちづくり、教育、福祉、農商工の後継者など、若者らの減少がもたらす弊害は計り知れない。一刻も早く、若者らが当市に住みたくなる環境を整えることが重要。起死回生の策として観光振興、少子化対策、企業誘致、移住定住の対策4本柱の施策を今まで提言。実行することでさまざまな課題が改善する。

 (6)

 ・少子化対策は子育て支援と安心して働ける環境の充実。縁結びの環境整備

 ・観光振興は、これぞ上越、という観光スポットの創出

 ・企業誘致



◇渡邉隆氏(無所属・現(5)、東城町2、57)

 (4)不在地域の支持者の意見や市議会開催の議会報告会、地域協議会の自主審議の課題など。

 (5)広域合併した上越市にはそれぞれ旧市町村の文化、歴史、産業形態、生まれ育った故郷がある。人口減少の下、市域人口の偏在による統合・集約化は否めないが、生まれ故郷に生きる市民の生活、幸福を享受できる市であることが大前提。少子化に伴う人口減少に子育て支援策も必要だが、現役世代が将来に夢や希望を持ち、所得向上にそれぞれの産業に意欲を持てる「まちづくり」、伸び代のある市でなければならないと考える。

 (6)

 ・引き続き、住環境地域の排水対策に取り組む

 ・通年観光施策は千載一遇のチャンスの時期であり、議論に積極的に提案していきたい

 ・災害時におけるペット同行避難体制を確立させ、災害が長期化した場合におけるペット同伴避難場所を明確化する



◇宮崎朋子氏(無所属・現(1)、三和区鴨井、58)

 (4)空白区いかんを問わず、市民の意見を丁寧に聞き、その解決のために取り組むことは議員の責務。その上で、それを議会全体で共有し、市政へ物申していくことが重要と考える。

 (5)上越市は広く、それを生かしたまちづくりが必要。例えば、景観保全や環境整備で美しいまちなみをつくることは、空き家対策や治安の維持につながる。また、農林水産業に教育や文化、観光の要素が入れば、新しい仕事や商業活性につながる。一方で広いがゆえの道路や橋、ライフラインの維持管理の課題がある。守るべきものは守り、今ある資源をフル活用して「稼げるまち」を目指すことが重要と考える。

 (6)

 ・たくましい子どもたちを官民挙げて応援する制度作り

 ・若年女性が望むまちづくりと当市のイメージアップ



◇西沢智子氏(公明・新、中田原、51)

 (4)空白区の地域にもしっかりと足を運び、現状を知ることが大切だと考える。

 (5)「まちづくり」の後継者が少ない。「まちづくり」の担い手をどう育てていくかが大切だと考える。

 (6)

 ・働きながら在宅介護、子育てをしている人向けの取り組みを推進する

 ・高齢者が自分らしく生活できる環境を整える



◇高橋浩輔氏(無所属・現(1)、仲町6、58)

 (4)議員は市域全体に意識を向け、機会を捉えて各地域に足を運び声を聴き、共に地域課題に向き合う。気軽に議員に声をかけてほしい。議会の「ご意見を聴く会」や「議員と気軽にトーク」の場も活用。

 (5)上越市は大変恵まれている地域と思う。美しい自然、地の利、交通インフラの充実、エネルギー港湾、製造業など産業基盤、稲作を中心とした農業、多様な地域性、豊かな歴史文化など。よそから見れば喉から手が出るほど欲しいものがそろっている。地域の強みや潜在力を見つめ直し、磨きをかけ生かし、産業振興と税源涵養(かんよう)に努めれば、人口減少に負けない豊かな地域づくりができると確信。

 (6)

 ・産業振興と地域経済の活性化、税源涵養

 ・福祉、教育の充実、安全で安心して住み続けられる地域づくり

 ・歴史、伝統を生かしたまちづくり



◇中土井薫氏(無所属・現(1)、北城町4、60)

 (4)現在でも地域に関係なく専門性により対応させてもらっている。複数の議員が連携して対応している事案もある。今後、議員は住民や行政など関係者と連携・協働で課題解決に取り組んでいく必要がある。

 (5)人口減少社会においても持続可能なまちを目指すには、住民主体の支え合いの仕組みが必要。それは地域内のさまざまな団体が地域課題の解決を行う地域運営組織である。地域格差が見られるため、必要な地域は行政のサポートで地域力を高める。社会貢献事業を行う地域経営組織として経済活動を推進する。経済活動では地域の誰もが参加できる仕組みをつくり、協働と共生のまちを目指す必要があると考える。

 (6)

 ・全年代の健康維持、増進

 ・地域福祉を含めた福祉のさらなる充実と実効性ある政策を推進

 ・まちづくり



◇本城文夫氏(無所属・元(11)、南本町3、83)

 (4)市議会議員はオール市民の声を市政に反映する責務がある。市役所木田庁舎や各区総合事務所と連携し地域課題を共有することが大切。移動市議会などで議員空白区の市民と接触の機会をつくるよう努力したい。

 (5)4年間、高田区地域協議会長として「まちづくり」に関わってきたが、地域の団体や指導者の育成が大切と感じた。「三世代間交流活動」を実践し町内会や小・中学校との連携が重要と感じた。一例として「雁木通りまつり」を20年間実施し成功した。200人近い実行委で役割を分担、みんなで実施する。近隣住民との接点を強める。「まちづくり」は地域の元気を発信することが大切だ。

 (6)

 ・上越市第7次総合計画の行財政運営への監視と意見などを提言

 ・高齢者の医療、介護、福祉の充実

 ・三世代間交流活動の強化、小学校区単位での住民交流推進



◇小林和孝氏(無所属・現(3)、大豆1、67)

 (4)市議会広報広聴委員会において、これまでの議会報告会から市民の意見を聴き、市政に反映させることに注力し始めたところであり、その方向性の中で対応できると考える。

 (5)誰もが住み慣れた地域で安心して暮らしていくために「地域で支え合う体制づくりや健康づくりなどの推進」、「地域防災力の向上などによってもたらされる安心・安全な日常生活」を基盤として、地域と行政挙げて成長段階に応じたきめ細かな支援を行い、子育てしやすい環境を整備。観光地域づくりにより交流・回遊人口を増加させることでさまざまなチャンスを生み出し、歴史・文化の継承活動を通じて、市民の誇りや郷土愛を醸成する。

 (6)

 ・通年観光計画の実現(春日山の整備)

 ・地域防災力の強化

 ・地域の支え合い活動や健康寿命の延伸



◇櫻庭節子氏(無所属・元(2)、牧区小川、66)

 (4)上越市は広過ぎるので、将来は選挙区を成り立ちで分割した上で議員数を決める。今は会派ごとに積極的に議員空白区での少人数の意見交換会を持つ(委員会などの意見交換会は雰囲気が固い)。

 (5)国の政策が地方都市の衰退を招いてしまった。取り返すためには国民の暮らしの土台となる農林水産業への国の取り組みを改めるよう、市民が危機意識をもって政治家を動かしていかなければならない。その上で、若者が主体となって街づくりができる環境が必要だと思う。地元で生まれ育った人も移住者も、人を大切にする地域をつくらなくてはならない。他人を批判している暇はない。

 (6)

 ・農業振興、産業振興

 ・高齢化社会に向けた利便性の高い地域公共交通

 ・上越市として自立性の高い学校教育の推進