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市民いこいの家(上越市石橋1)趣味講座と展示の場へ 2施設引き継ぎ営業開始

施設入り口正面に位置する展示スペース。松彩会の絵画が展示されている
館内に設けられたショーケースの展示スペース。奥の共有スペース、創作室のテーブル、椅子は上越産の木材を使用

 高齢者向け趣味講座や作品展示の場としてリニューアルした上越市石橋1の市民いこいの家は1日、営業を開始した。館内では作品展の第1弾が行われ、講座のメンバーが新たな会場の見学に訪れている。

 日帰り温浴施設として開館した同館は、旧春日山荘(同市春日山町1)の高齢者趣味講座、シニアセンター直江津ふれあい館(同市住吉町)の展示機能を引き継ぎ、脱衣所・浴室スペースを創作の場とし、展示や来館者が集えるようにした。

 入り口正面の展示コーナーは1~2週間の間隔で同館の利用者や高齢者に限らず利用できる。第1弾は13日まで、大潟区を拠点とする絵画サークル「松彩会」が油彩画、水彩画19点を展示している。また展示コーナーの他にショーケースの展示スペースもある。現在、春日山荘から続く市民いこいの家木目込み人形教室の作品が展示されている。

 講座は春日山荘から引き継いだ書道やダンス、陶芸、茶道など約25講座が開かれている。会場が遠くなったため講座をやめる人もいるが、一方で直江津や五智などから新たな受講生も加入しているという。コーラス講座は17人の新規受講者があり、メンバーは「リニューアルして雰囲気も新しく、楽しくなった」と話していた。

館内に設けられたショーケースの展示スペース。奥の共有スペース、創作室のテーブル、椅子は上越産の木材を使用