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フィットネスクラブりびねす 退院後のフレイル予防 高齢者向けプログラム開設

低負荷な運動器具を用い、その人に合ったプログラムを提供する

 上越市新光町2のフィットネスクラブりびねす(堀川季比咲代表)は4月から、病院を退院した高齢者へ向けたフレイル予防プログラムを開設する。

 フレイルとは虚弱の意味で、健康な状態と要介護状態の中間を指す。高齢者は退院後に外出や運動の機会が減り、この状態に陥りやすいといわれている。同クラブは退院患者の受け皿を探す医療機関の相談を受けて同プログラムを考案した。

 対象は70歳以上で自動車の運転ができず、かつ介護保険認定を受けていない人。利用には退院先病院からのリハビリ情報提供書が必要となる。

 利用期間は最長3カ月(毎週1回)で、1カ月の利用料金は送迎料込みで5500円。初めに姿勢、歩行の状態確認や筋力測定を行い個別プログラムを作成。スタッフが状態を確認しつつ、低負荷な器具を用いて運動を行う。

 同クラブ運動トレーナーの神田千乃さんは「看護師やカウンセラーがスロートレーニングを伝える」、堀川代表は「ゆったりとつらくない運動を行うので、気兼ねなく利用してほしい」と呼びかけている。

 申し込み、問い合わせは同クラブ(電025・512・7077)へ。