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新装し交流、憩いの場へ 4月から市民いこいの家開館 上越市

4月1日にリニューアルオープンする「市民いこいの家」

 上越市は4月1日に、同市石橋1の「市民いこいの家」をリニューアルオープンする。29日に報道関係者への内覧会を行った。

 同施設は平成6年10月、日帰り温浴施設として建築。「公の施設の適正配置計画」により、温浴機能の廃止、春日山荘(同市春日山町1)で開かれている高齢者趣味講座とシニアセンター直江津ふれあい館(同市住吉町)の展示機能を受け継ぐ改築方針が定まり、令和5年8月から改修工事を行ってきた。

 1階は玄関付近に展示コーナーを新設。旧温浴スペースは脱衣所と休憩所を一体に創作室として整備し、浴室には陶芸用の電動ろくろを、外には電気釜を新設した。

 2階の大広間は畳を張り替えたほか、2団体以上が同時に利用できるよう間仕切りを設置。音楽やダンス、囲碁や将棋の活用を想定している。

 施設内のトイレは全て和式便座を洋式化。また、3カ所にある「市民交流スペース」には吉川区産のスギ材を用いたテーブルと椅子を置き、飲食を含め自由に使うことができる。

 高齢者趣味講座は4月から26講座を開講予定。また直江津区の「すこやかサロン」の会場としても活用されるという。高齢者支援課の星野悟史課長は「高齢者や地域の皆さんの声を聞きながら、より交流や憩いの場として利用できる施設にしていきたい」と述べた。