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KUROKAN+FESTA 2024 〝クロカン愛〟醸成 妙高市出身曽根原さんら3人が企画

県内各地から約40人が妙高高原に参集した
ビギナークラスを指導する曽根原さん(右)

 クロスカントリースキーの楽しさを伝え、分かち合う「KUROKAN+FESTA 2024」が23、24の2日間、妙高市の赤倉観光リゾートクロスカントリーコースで開かれた。

 初めてのイベントは、妙高市出身の元ノルディック複合選手(2020年国民体育大会優勝)の曽根原郷さん(30)と、津南町出身の元クロスカントリースキー選手(2019~21年全日本選手権スプリント競技優勝)の藤ノ木光さん(30)、十日町市出身の元クロスカントリースキー選手(2022年北京五輪代表)の藤ノ木美希さん(27)が企画。〝クロカン愛〟の醸成や技術の向上を目的に、初日に技術講習会、翌日に競技を実施した。

 初日は小学1年生から60代、ビギナーからベテランまで約40人が参加。3人が講師を務め、クロカンならではの滑り方、テクニックを伝授した。最後は1対1のミニレースが行われ、全員が習った成果を試した。

 糸魚川市立下早川小4年の女子児童は「教えてもらい、いつもよりうまく滑ることができた」と笑顔。クロカン選手の子どもと参加し、自身は2回目という妙高高原地域の40代女性は「疲れたが、楽しく参加できて良かった」と満足そうに話した。

 曽根原さんは「スキー人口が減っていく中、クロカンの楽しさを伝え、その輪が広がっていけば」と期待。夫妻である藤ノ木光さん、美希さんは「各地から幅広い年代の方に参加していただいた」と感謝し、スキー王国新潟の継続発展を願った。

ビギナークラスを指導する曽根原さん(右)