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5年ぶり団子まき 釈尊涅槃会 再開に多くの参加 最光寺(上越市南方)

役員がまく団子やお菓子を、参加者たちが拾い集めた

 上越市南方の最光寺(室田優紀住職)は20日、5年ぶりとなる釈尊涅槃会(ねはんえ)を行った。地域住民の参加を呼びかけ、団子まきで一年の健康などを祈った。

 同寺は釈尊涅槃会を春分の日に行っていたが、コロナ禍により休止。5年ぶりの再開に当たり改めて寺院を地域の心のよりどころにするための機会と捉え、住民の参加を呼びかけた。コロナ禍以前は南方町内で回覧板を回す程度だったが、今回は高士地区全体にチラシを配布。御斎(おとき、食事会)で手作りスイーツを提供するなど、内容も工夫した。

 団子まきにはコロナ禍以前を上回る約40人が参加。役員が投げる色とりどりの団子やお菓子を、参加者が夢中で拾い集めた。

 室田住職は「少しでも寺院に足を運びやすい雰囲気をつくるためのイベントをしていきたい」と話した。