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コロナ禍明け販売額増 新組合長に小島藤吉氏 あるるん畑利用組合総会

出席者にあいさつする新役員。新年度は新イベントや試食販売の本格実施など、さらなる販売額、利用者数の増加を目指すという

 JAえちご上越の直売所「あるるん畑」への出荷者らで組織する「あるるん畑利用組合」の総会が20日、上越市中央1のホテルハイマートで開かれた。

 令和5年度(昨年3月~年2月)の販売額は、無印良品直江津(同市西本町3)内に設けた「直江津良品市場」での実績を含め8億2800万円(前年度比101%)となった。

 異常気象で野菜、コメの品質が低下、資材価格の高騰も影響したが、新型コロナウイルス感染症の5類移行により、イベント、試食販売が復活したことから前年度を上回った。

 新年度は新規事業として、毎月15日の「お客様感謝DAY」、対面販売や試食販売の本格実施、直江津良品市場でのイベント活性化など、回復しつつある観光などの需要も見据え、さらなる販売額、品質の向上を図る。販売額は本年度比3%増の8億5700万円を目指す。

 役員改選では、新組合長に小島藤吉氏(中郷区、神成石ファーム代表)が就任。「本格的にコロナ禍前へと戻り、新しいイベントも必要。会員、役員、職員一丸となってあるるん畑を盛り上げへ。消費者目線の売り場づくりを協力して進めていきたい」と話した。4年にわたって組合長を務めた相澤誠一氏(浦川原区、エーエフグリーン社長)は、新たな役職であるアドバイザーとして種(種苗)苗について助言を行っていく。