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東松島の人々と共に マジシャン・カズさん 能登半島地震被災地へ物資と笑顔届ける

東松島市の人たちと共に中川市長(右から3人目)を表敬し、能登半島地震の被災地へ出発したカズさん(左から2人目)

 上越市出身のマジシャン・カズさんは21日、能登半島地震の被災地に向けて出発した。東日本大震災の復興支援で知り合った宮城県東松島市の人たちと一緒に現地を訪れ、物資と笑顔を届けた。

 カズさんは「笑顔を届けるプロジェクト」を立ち上げ、東日本大震災の被災地の訪問を続けている。その活動を通して知り合った復興支援団体プラスネオの中村健司代表、集団移転先で自治会をつくった小野竹一あおい地区会代表に同行した。

 中村さんが石川県輪島市と連絡を取り、22日に寄付と訪問を、小野さんが輪島漆器青年会のために地区で集めた募金を寄付した。被災地の水道復旧が進んでいないため、カズさんはマジックだけでなく、経営するワコールガーデン上越べる・あみラフィーネ店(上越市大豆1)を通してワコール社から託された使い捨ての女性用下着など900点を寄付した。

 出発前に一行は中川幹太市長を表敬した。中川市長は市議時代に東日本大震災の被災地でボランティア活動をしたことがあり、中村さん、小野さんとの再会を喜んだ。