「スイミー古本と日本酒の店」はその名前の通り、読書と日本酒をゆったりと楽しむことがコンセプト。店主の川上眞咲さんは「お一人さま大歓迎。ふらっと入り、ほっと落ち着くひとときを過ごしてほしい」と話す。

　店内にある古書は約４００冊。販売はしていないが、店内で自由に読むことができる。店名の由来となった絵本『スイミー』はもちろん、国内外の文学作品や日本酒をテーマにした本、人気の漫画、美術作品集など幅広い分野がそろう。

　もう一つの主役である日本酒は現在約２０種類を取り扱う。北は宮城県、南は島根県までと全国各地の日本酒を味わいのバランス良く取りそろえた。メニューの説明も一工夫。「未熟なメロンのような香り。甘さとほろ苦さがまさに春の味」（和歌山県・紀土春ノ薫風）のように、日本酒を飲み慣れていない人でも興味が湧く文章が並ぶ。

　フードメニューは人気の「むし豚のハニーマスタード」（４８０円）など、酒のさかなにぴったり。「日本酒がすすむオムライス」（８５０円）は同店ならではのメニューだ。

　日本酒以外のアルコールや、ノンアルコールも充実。川上さんは「そのときの気分でいろいろな楽しみ方を。安心してもらえる空間にしたい」と語る。

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・上越市本町６―３―１０

・午後６時から同１１時まで

・日、月、火曜定休

・問い合わせはインスタグラム、Ｘで