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最後はオリジナルソング 総合学習で一年間交流 直江津小児童と北さくら工房

4年生は北さくら工房利用者と交流。自分たちが作詞、担任の寺島恭平教諭が作曲したオリジナルソングも披露し、年間通してお世話になったことに感謝した

 上越市立直江津小(林克巳校長)4年生は18日、同市住吉町の同校で障害福祉サービス事業所「北さくら工房」利用者らと交流会を開いた。

 総合学習を通じて一年間交流してきた最後の機会として、共にパラスポーツを楽しみ、オリジナルソングを披露した。

 同校4年生は昨年4月から、総合学習の一環で「しあわせをつくる」をテーマに北さくら工房と交流。これまでにも、美術作品の制作や海岸清掃、朝市での商品販売などを一緒に行ってきた。

 18日は、児童25人と利用者35人、職員11人が参加。グループごとにボッチャを楽しんだ後、4年生が作詞したオリジナルソング「みんなのしあわせ~ドリームフィッシュ~」を披露。直江津地区のアートイベント「うみまちアート」で一緒に制作した作品をモチーフに、初めての出会いから支え合うことの大切さなどを込め、「みんなで作った大きな魚のように 広い世界に飛び出してみよう」と締めくくった。

 利用者からは「すごく上手な歌だった」「とてもうれしかった」などのコメントとともに、児童たちへ返礼のお菓子が贈られた。北さくら工房の渡部三穂子所長は「年間通して、お互い顔見知りになるほどの交流は初めて。歌まで作ってもらってとても驚き、本当にうれしかった」と感謝した。

 桝谷碧君は「障害があることの大変さ、それでも素晴らしい仕事をしている人たちのことを知ることができた。この一年で、障害のあるなしに関係なく互いに支え合う大切さを学べたと思う」と振り返った。