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糸魚川を元気に アンコウつるし切り ユーチューバーに披露 糸魚川市の伊井良太さん、浩太さん兄弟

遠方から訪れたユーチューバーらに、アンコウのつるし切りを披露。糸魚川の海の幸の魅力をPRした

 糸魚川市の伊井良太さん(42)、浩太さん(39)兄弟はこのほど、同市南押上2の「漁場傳兵」前でアンコウのつるし切りを行った。同店での宴会の一環として実施し、県内外からの来訪客に糸魚川の海の幸の魅力を届けた。

 良太さんは同店オーナーで漁師ユーチューバー、浩太さんは株式会社傳兵(同市南押上2)の代表取締役。地元の漁業に携わる兄弟が手を取り合い、「糸魚川荒波あんこう祭り」のPRも含めて実施した。

 参加者は良太さんとつながりのあるユーチューバーやインフルエンサーら約20人。良太さんは「能登半島地震に伴って、うちも含めてたくさんの人が被災された。コロナに始まり、飲食店、サービス業やさまざまな人たちが今を乗り越えようと頑張っている。ユーチューブ関係の方、インフルエンサーの方、応援してくださる視聴者の皆さまのお力を貸していただきたく、今日こういうイベントを開催しようと企画した」とあいさつした。

 つるし切りは浩太さんが行った。ユーモアに富んだ説明を交えながら、重さ25キロのアンコウを手際良く解体。その様子をスマートフォンで撮影しながら見入る参加者が目立ち、大いに盛り上がった。

 五泉市から訪れた男性(39)は「漁師という生活が身近にないので、勉強になった。動画も撮らせていただいた。(五泉と糸魚川を)お互いPRしていければ」と笑顔で話した。