キックバック　金はいらない　黒髪を

妻の友　腰を浮かせて　長談義

　　　　　　　　　　子安新田　三浦正郎７６

俺だって　裏金持って　みたかった

母ちゃんの　「裏金」じゃない　「へそ繰り」よ

スリム君　うさぎによろしく　伝えてね

　　　　　　　　　　　戸野目　丸山敏之８３

ゲートボール　知らない友と　花が咲く

年寄りは　１人で外に　友探す

　　　　　　　　　　西ケ窪浜　川村照夫７６

かしわ手を　揺振り毀す　地震（ない）恐し

じゃあ又ね　スノーダンプと冬タイヤ

ひと転び　ごとに不自由が　つきまとい

　　　　　　　　　　　中通町　下鳥良雄８８

小正月　獅子に噛まれて　初笑い

元旦に　龍が暴れる　大地震

残雪に　上着を脱いで　ボール追う

　　　　　　　　　　東城町３　佐藤真司８５

寒暖の差　激しく老体　コントロール不可

裏金の　怒り大声　どこえやる？

くちなしの　蕾み膨らむ　春の足音

　　　　　　　　　　東城町３　上野勝司８７

おどろきと　うれしはずかし　特選で

春近し　城址の堀の　鴨の群れ

折紙を　桃の小枝の　ひなかざり

　　　　　　　　　東城町３　秋山カツ子７６

雛を見て　子供の頃を　思い出す

お花見を　友に誘われ　ゆめうつつ

名古屋より　友が最後と　お花見に

　　　　　　　　　東城町３　中村佐智子８０

あーあまた　電話鳴る鳴る　投稿

きさらぎに　夏日と冬日が　やってくる

少雪で　ふきのとう　こんにちは

　　　　　　　　　　東城町３　飯塚　満８０

少雪で　白鳥一足お先に　シベリアへ

ひな祭り　三寒四温で　春近し

　　　　　　　　　東城町３　板垣イツ子８０

元旦に　額が飛び散り　大地震

早く来い　地震おさまり　春を待つ

お雛様　今年も飾る　元気だよ

　　　　　　　　　東城町３　佐藤美智子８０

地震復興を　満月に　祈ります

桜咲く　元気に暮らし　散歩する

花衣　桜の香　花ロード

　　　　　　　　　　南城町２　小堺福子７４

２月中旬　晴天にめぐまれ　初草とり

雪のない　２月庭のすみに花をつける　フキノトウ

２２年前に見た　２度の地震で変化　見附島

　　　　　　　　　　　　夷浜　白砂芳江７８

窓ごしに　老梅の見ゆ　花ごよみ

雪コント　窓から流る　セレモニー

こい雲に　のって来たのか　ヒナあられ

　　　　糸魚川市南押上３　五十嵐ワカ子８６

冬越えて　芽吹の木々に　「ありがとう」

待ちわびた　春に喜悲の　想いあり

　　　　　　　　　　西城町３　荒木ミネ７０

鳥のむれ　一糸みだれぬ　大飛行

年をとり　笑ってのばす　顔のしわ

顔を揃え　春を告げるか　フキノトウ

　　　　　　　　妙高市渋江町　小林君雄７８

顔のしわ　五感の老化　めをみはる

　　　　　　　　　　西ケ窪浜　渡辺静子７４

整形で　かたなおったよ　ほらあがた

　　　　　　　　　　東本町３　丸山　弘８３

震度五強　墓の倒壊　無しと僧

地震で轉び　額にでかい　瘤貰い

津波警報　外に出て待つ　班の指示

　　　　　　　　　　　黒井　山本キヨ子８７

裏金も　どこに消えたか　使途不明

内閣の　支持率低下　解散も

週刊誌　火のないところ　煙たつ

　　　　　　　　　　西ケ窪浜　大島幸作８９

隠し金　使途不明とは　笑えずに

裏金や　悪代官の　小判やふ

入院は　友にも会えぬ　独房か

大地震　灯籠倒れ　サツキ折る

　　　　　　　　　　春日野１　岩野利正８５

弥生の月　草木が目覚め　生い始め

「だいじょうぶ」　笑顔絶やさず　乗り越えよう

　　　　　　　　　　新光町１　荒川　徹８２

これがまあ　二月の天気か　雪がない

ちと恐い　我がもの顔の　ＡＩが

ちと不満　広告多い　新聞が

眠れぬ夜　五七五と　指をおる

　　　　　　　　　東本町３　南雲かつ子８０

歯茎まで　見せて笑える　春がきた

過去は「かこ」　切り取り線は　真っ直ぐに

イケメンの　ドクターでした　心電図

　　　　　　　　　牧区荒井　横尾サチ子７６

辰年の　元日能登の　大地震

地球では　理不尽殺戮　後絶たぬ

人口減　少子化策を　急がねば

　　　　　　　　　　子安新田　中条　護７８

国会は　裏金カネで　明け暮れて

ＣＭで　そんなに効くのに　健保ダメ

蛇口から　水出て能登向き　手をあわせ

　　　　　　　　　　　鴨島１　風間靜雄８３

折れた枝　家にもち込み　早々花見

春が来た　山菜達が　よんでいる

　　　　　　　　　　　　大渕　大原文恵７３

気がつけば　ゴミ捨て仕事が　歩く距離

　　　　　　　　　　子安新田　杉田　収７９

能登の海　しずかにねむれ　明日がある

雪国や　太陽恋し　窓の外

寒つばき　一りん咲きし　春の風

　　　　　　　　　　五智３　飯塚ミヨ子９２

蒔いた種　咲いたと思え　悔いはなし

親が子を　子が親を刺す　いやな国

政治家が　政治屋になる　パーティ券

　　　　　仙台市（本町１出身）鴨井隆昌８８

物価高　過呼吸気味　菓子袋

税務署　裏金余波で　四苦八苦

気を利かせ　言ったつもりが　老害と（？）

　　　　　　　　　　丸山新田　秋山吉雄８２

政倫審　センセイすねたり　ダダこねる

あの男（もの）に　効く印籠ないか　悩む

着ぐるみで　サラブレッドした　中身だれ？

　　　　　　　　　　　　　頸城区　駄助８１

年賀状　手書きで届く　古き友

福招く　妻の笑顔に　酒二合

海異変　イワシも狂う　温暖化

　　　　　　　　　　東本町３　佐藤敏男８３

早春や　日足が延びる　ついこの頃

お殿様　道連れ作戦　政倫審

あくびする　消雪ホース　早仕舞う

　　　　　　　　　　西本町１　石川惣仁７７

移行後を　待ってたように　負担させ

高齢者　だんだんサイフ　薄くなる

もう一度　聴かせてほしい　八代節

　　　　　　　　　妙高市除戸　岩崎吉秀６７

病窓の　妙高山から　エールくる

病みあがり　友のメールに　励まされ

膝腰の　御守は孫の　京みやげ

　　　　　　　　妙高市東雲町　風間征子８１

老い放題　何とかなるさ　八十五

ポストまで　歩けば犬に　会えるから

年をとり　生きてることは　宝物

　　　　　　　　　　　大貫１　高岡　朝８６

還暦を　また一回り　辰の年

一日の　はじまりいつも　訃報欄

パー券で　揺れる議事堂　永田町

　　　　　　　　　大潟区潟町　小山　修７１

年の瀬の　おかざり作りも　楽しんで　

曾孫らの　小さな手にも　お年玉

雪掘で　疲れた体に　甘酒を

　　　　　　　　　　御殿山町　星野芳江８１

この年で　ゴルフの出来る　よろこびを

　　　　　　　　　　御殿山町　星野　登８６

張り紙に　「熱・咳来るな院長」と

緊張で　胃が痛み出す　胃の検査

熱下がり　請求書見て　身震いし

　　　　　　　　　　東城町２　本間義伸７８

さあーみんな　収支不明と　書きましょう

収入欄　不明とかくと　認められ

　　　　　　　　　　　下荒浜　柳澤　充８０

突然に　家をゆするや　能登地震

冷びえと　窓打音で　寝返りを

すしを持ち　小雪の中を　友がくる

組作り　スゴロク遊び　十二支鳴や

メえメえ　ヒヒン　コケコッコー

　　　　　　　　　　　稲田２　杉田　昭９０

揺れるたび　オイ大丈夫かと　夫言う

早春だ　雪の内から　ふきのとう

孫来たね　雛壇前で　写真だよ

　　　　　　　　　　西城町２　高沢修子７７

手を合わせ　亡妻へ今日の日　報告に

暦見て　ネタさがしする　コース決め

老いの道　まだ半ばだと　１人酒

　　　　　　　　　　　五智１　川合恒夫８４

初売の　自分の趣味を　着せる妻

年賀状　まだ生きていると　書いてあり

路地裏が　似合う足どり　俺の事

　　　　　　　　　　東本町３　松井政勝７９

災害は　忘れなくとも　やってくる

　　　　　　　　　　　　夷浜　渡邉智夫８２

始まった　ワカサギ釣りの　根くらべ

ワカサギは　昔穴釣り　今は船

　　　　　　　　　　中通町　高橋日出男８０

穴かくし　二重にはいて　暖かい

　　　　　　　　　　西ケ窪浜　平野哲夫７４