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15日の本会議で提出 糸魚川市議会議会運営委 ハラスメント防止条例案まとまる

 糸魚川市議会の議会運営委員会(宮島宏委員長)は14日、「糸魚川市議会ハラスメント防止条例」制定の発議案を、15日の3月定例会最終日の本会議に提出することを決めた。

 条例は議員間および議員から市職員に対するハラスメントの防止、根絶を目的としている。本年度内の制定を目指して同委員会で検討を進め、状況把握のために議員、市職員を対象にしたアンケートを実施して条例案を作成した。

 条例は目的、定義、議員、議長の責務などを明記。議員間のハラスメントについて議員または議員関係者から苦情の申し出があった場合、議員から職員へのハラスメントが疑われる事象の通知を議員または職員から受けたとき、いずれも議長は事実関係の調査、確認を副議長、議会運営委員会の正副委員長と行わなければならないことなどが定められている。議員によるハラスメントがあったと確認したときは、同委員会から意見を聴き、当該ハラスメントを行った議員の氏名公表、その他必要な措置を講じるものとしている。

 また、同条例制定を前に解決すべきとされていた、田原実市議が松尾徹郎議長から暴言を受けたとするハラスメント事案については、同日、双方で書面と言葉を交わし、松尾議長の謝罪を田原市議が受け入れた旨を横山人美副議長が報告した。