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高田城址公園観桜会 ぼんぼり設置 準備着々 協賛 昨年より40個増加

高田城址公園の内堀沿いに観桜会のぼんぼりが設置されていった

 「日本三大夜桜」に数えられる上越市の高田城址公園観桜会(29日~4月14日)会場の同公園(同市本城町)で12日、ぼんぼりの設置が始まった。ぼんぼり約3000個が1週間ほどで飾り付けられ、会場周辺などを彩る。

 ぼんぼりは同公園だけでなく、高田駅前から本町3・4・5商店街、司令部通りや青田川沿いに設置される。99回目となる今年の観桜会は昨年5月の新型コロナ5類移行後初となり、さくらステージの復活や露店出店者の地域限定の解除など、コロナ禍前の内容に戻る。その期待もあってか、企業による協賛のぼんぼりが昨年より約40個増加した。

 会期は桜の開花状況によって前倒し、または延長もある。ぼんぼりと三重櫓、さくらロードのライトアップは午後6時から同9時(満開時は同10時)まで。

 同公園内ではすでに先週から物産展や露店の設置が始まり、観桜会準備が着々。ぼんぼり設置作業を担当した北嶋工業の下山田智明さんは「毎年多くの人が楽しみに訪れる場所。能登半島地震で被災して来られない人にも花便りを届けたい」と思いを話した。