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社会・くらし

「忘れちゃいけない」 東日本大震災発生から13年 庁舎で黙とう 糸魚川市

東日本大震災の発生時刻午後2時46分に合わせて黙とうが行われた(糸魚川市役所)

 東日本大震災の発生から13年を迎えた11日、糸魚川市は地震発生時刻の午後2時46分に合わせて市役所本庁舎で黙とうを呼びかけた。

 庁内放送が入ると、職員や来庁者は足や手を止め、被災地の方角に向かい目を閉じ、震災で亡くなった人々の冥福を祈った。50代女性職員は「被災地の(自治体)職員の方が過酷な中で対応されていたことをテレビで見て知り、自分と重ねて考えた。忘れちゃいけない」と話した。

 3月定例会会期中の同市議会も予算審査特別委員会の審査を中断し、黙とうをささげた。市の各施設では哀悼の意を表し、半旗を掲げた。市は安心メールを配信し、元日に発生した能登半島地震と合わせて、備蓄品やハザードマップの確認など災害への備えを呼びかけた。