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モンゴルから34人来越 笹ずし作りなど体験 越後田舎体験 本年度最終回

笹ずし作りに挑戦するモンゴルからの越後田舎体験参加者たち

 上越、十日町両市で自然や田舎暮らしを体験する「越後田舎体験」の本年度最終回が8日から10日まで、上越市内で行われている。外務省の対日理解促進交流プログラムでモンゴルの34人が体験を楽しんでいる。

 越後田舎体験は本年度から、雪だるま財団の後を引き継ぎ上越観光コンベンション協会が上越市側事務局を受託している。本年度は教育旅行が20回、一般団体などが6回、計1400人以上を受け入れている。

 同プログラムは外務省が世界各地の国から将来を担う人材を日本に招き、理解を深め発信してもらう目的で行っている。モンゴルからは昨年12月にも来越しており、好評につき今回も同じ内容で行われた。

 一行は4日に来日して東京で企業などを見学、8日に浦川原区横住の月影の郷に到着し、越後上越上杉おもてなし武将隊から演武で歓迎を受けた。笹(ささ)ずしなど郷土料理を作って食べる体験をして農家民宿などに分泊。9日は直江津屋台会館の見学や釜蓋遺跡ガイダンスでの勾玉(まがたま)アクセサリー作り体験などを行う。

 インターンで携帯アプリ開発に携わる大学生、ドゥルグーンさん(21)は「サプライズで登場した武将隊と(東京で見た)ロケットが印象深い。(料理を)親切に教えてもらい楽しかった」と話した。