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春への準備 冬囲い外し 観桜会へ電線設置も 上越市の高田城址公園

6日に始まった上越市本城町の高田城址公園の冬囲い外し。職員らがブロンズ像を囲う竹や木を手早く外し、次の像に取りかかっていた

 上越市本城町の高田城址公園で6日から、冬囲いの取り外し作業が始まった。公園内では観桜会に向けた電線設置なども行われ、29日の観桜会開幕までに全ての取り外しを終える予定だという。

 同公園では、西堀遊歩道沿いのブロンズプロムナードで16基、噴水東側の岩野勇三ブロンズコーナーで10基のブロンズ像と、サツキやツツジなどの低木約5000本に冬囲いを施した。

 作業は職員ら約10人が担当。ブロンズ像は、周囲を覆った竹を結ぶ縄を切って取り外し、その土台に組まれた木を解体。竹や木を手早く束ねてトラックに積み込むと、次のブロンズ像へと取りかかった。

 同公園管理人の宮崎直樹さんによると、今冬は例年よりかなり雪が少なく、桜の枝折れなどの被害も少ないという。ただ、今月に入って積もった雪で足を滑らせないよう、安全に配慮して作業を行うとしている。「しばらく寒い日が続くが、作業を通じて春を感じてもらえたら」と話していた。