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思い一つに元気と笑顔 糸魚川市2会場でいといがわバル街 能登半島地震の復旧復興応援

各出店団体のメニューを求め、大いににぎわった(ヒスイ王国館会場)
景品の当たる千本釣りなども人気を集めた(キターレ会場)

 「いといがわバル街」(同実行委員会主催)が3日、糸魚川市大町2の駅北広場キターレと同市大町1のヒスイ王国館の2会場で開かれ、大勢の人でにぎわった。

 チケットを手に糸魚川市内の参加店舗を巡って飲み歩き、食べ歩きを楽しむ人気イベント。今回は能登半島地震復旧復興応援のチャリティー企画として行い、収益の一部を義援金として市に届けることにした。時間は午前11時から午後1時までの昼間に実施し、チケットの数は限定400枚を用意した。

 当日は好天に恵まれ、両会場とも家族連れなどで大にぎわい。ヒスイ王国館会場では出店した糸魚川飲食店組合、糸魚川社交飲食業組合、糸魚川旅館組合、糸魚川うまいもん会の各メニューを円卓で会話を弾ませながら味わう客が目立った。

 キターレ会場では出店した糸魚川料理屋組合のメニューはもとより、チケット不要の催しとして行われた糸魚川五醸の会による糸魚川地酒のチャリティー振る舞い、糸魚川広域商店街による千本釣りも人気を集めた。

 小学生の息子と共に訪れた市内の女性(44)は「昼間の開催だったので、子どもと一緒に来られた。おいしいものを食べて楽しめるし、地震の被害に遭われた方々への支援にもつながる。いいイベントだと思う」と笑顔で話した。

 いずれも開場早々から幅広い年代の来場者が詰めかけ、チケットは完売した。安田貴志実行委員長は「お店側の方々も来場された方々も、みんなが元気になれるイベントにしたかったので良かった」と話した。

景品の当たる千本釣りなども人気を集めた(キターレ会場)