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経験糧に未来へ コロナ「5類」移行後初 糸魚川市内で県立高校卒業式

糸魚川白嶺高では卒業生94人が門出を迎えた

 県内各県立高校で1日、卒業式が行われた。昨年5月に新型コロナウイルスの感染症法上の分類が「5類」に移行して以来、初めての卒業式となった。

 このうち糸魚川市内の3校合わせて263人が学びやを巣立った。糸魚川白嶺高(夏見康彦校長)では、卒業生94人を送り出した。卒業証書の授与では一人一人の名前が呼ばれ、各クラスの代表生徒たちが登壇して受け取った。

 夏見校長は式辞で、卒業生の活躍をたたえた上で「相手への思いやりと誠実さを大切にしてほしい」「変化に対応できるたくましさを持つこと」「母校を、自分たちが生まれ育った地域を思う気持ちを大切にしてほしい」などとエールを送った。

 「卒業生かどでのことば」では、中村真翔君が高校生活を振り返り、周囲への感謝を伝えながら「明日になれば、私たちは新しい扉の向こうに一歩踏み出します。困難にぶつかり、悩み苦しむときが来るかもしれないが、糸魚川白嶺高校で過ごした日々を思い出し、学んだことを糧に頑張っていきます」と未来を見据えた。