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高齢者施設に車いす寄贈 福祉活動の振り返りも 柿崎区下黒川小

車いすと集めたタオルを平原さんに手渡す児童

 柿崎区の下黒川小(小山雅広校長、児童54人)は27日、本年度の福祉活動の振り返りを行った。廃品回収で購入した車いすのお披露目も行われ、地元の特別養護老人ホームよねやまの里(同区柿崎)へ寄贈された。

 同校では毎年、地域からアルミ缶を回収し、児童が分別やつぶす作業を担当。回収業者に引き取ってもらった収益で車いすを購入している。よねやまの里への寄付は33回目、75台目となる。

 今回寄付した車いすは、背もたれを倒したり起こしたりできるリクライニング機能付き。同日、学校を訪問したよねやまの里主任生活相談員の平原秀則さんに、家庭から集めたタオルとともに手渡された。「希望した車いすを用意してもらえてうれしい。利用者には寝たきりの人もいるので、とても助かる」と感謝。コロナ禍以降途絶えている、児童と施設の交流復活にも期待した。

 福祉委員会委員長の木村心音さん(6年)は「今回も車いすを買うことができて良かった。よねやまの里と交流活動をしたことがあるのが自分たちだけになってしまったので、下の学年にはこれから交流してほしい」と願った。