お馬出し通りの馬出橋そばにある、手作りの総菜店。昼食や夕食の一品にぴったりのメンチカツやマカロニサラダなど、優しい味わいの家庭料理が口コミで人気だ。

　店を切り盛りする店長の松橋幸恵さん（６４）が、家族で経営していた旅館を廃業した後、昨年５月に同店をオープン。調理は、旅館でも宿泊客の食事を提供していた松橋さんの父母が担当し、腕を振るっている。

　メニューは旬の食材を組み合わせた日替わり。カウンターに常時１０～１１種類の品が並び、必要な分量を注文できる。人気はキャベツ多めでヘルシーな「メンチカツ」（１個１００円、以下税込み）や、甘めの「卵焼き」（１切れ６０円）、「じゃがいもボール」（チーズ・コーン各１個５０円）など。「牛肉とゴボウのしぐれ煮」や「じゃがいもマリネ」などの副菜も、お弁当のおかずにも重宝すると喜ばれている。

　「ハイカラな料理ではなく、昔ながらの家庭料理」と話す松橋さん。一口食べるとほっとする、素朴な味わいだ。「メニューのリクエストも、作れる範囲でお応えします。ぜひ一度お立ち寄りください」。店頭の手書きのメニュー看板が目印。日替わりメニューなどの情報はインスタグラム「惣菜まつや」で。



・上越市本町３―３―１０

・午前１１時から午後１時まで、午後４時から同７時まで

・日曜、祝日休み