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労災病院存続求め署名 3月17日 外科医迎え学習会も 上越地域の医療を守る会

石田代表(中央)がこれまでの取り組みを報告。署名活動への協力を呼びかけた

 2025年度末までの閉院を予定している新潟労災病院(上越市東雲町1)の存続を求める市民団体「上越地域の医療を守る会」の呼びかけ人集会が26日、同市中央1の直江津学びの交流館で開かれた。署名活動や学習会の概要が定まった。

 同会は「今後も直江津地区に総合病院が必要」との思いから、上越3市の有志により1月19日に発足。これまで同病院の関係者との懇談などを通じ、方針の検討や手配などを進めてきた。26日時点で会員数は43人。

 署名活動は同日から始まった。上越3市の合計で2万筆を目標に、6月末まで募集。7月に県知事への提出を目指すとした。

 署名活動のキックオフ集会として、3月17日に学習会を開く。外科医でNPO法人医療制度研究会理事長の本田宏さんらを講師に迎え、県内の地域医療の現状を参加者と学ぶ。午後1時30分から直江津学びの交流館で、参加は無料。

 同会の石田秀男代表(81)は「(活動を通じて)市民の関心が高まっていると感じる。直江津地区に総合病院を残すため、署名やカンパで応援してもらえたら」と呼びかけている。

 同会の取り組みや署名に関する問い合わせは事務局の青木さん(電080・5542・6601)へ。