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能登半島地震被災地支援 料理に思いを込めて 無印直江津で「つながる市」 上越地域の料理人ら

石川県産の魚や肉、コメを使った弁当や総菜が販売された

 能登半島地震で大きな被害を受けた石川県をはじめ北陸地方の復興を支援する「北陸へつながる市」が18日、上越市西本町3の無印良品直江津で開かれた。上越地域のレストランなど4店が出店、石川県の食材を一部使ったメニューを即売した。

 昨年10月、糸魚川市東海にオープンした農園レストラン「mûrir(ミュリール)」の渡辺光実シェフ(32)が、料理人仲間らに声をかけて企画。それぞれ石川県産の魚、肉、コメなどを使って料理を考案、弁当や総菜にして販売した。無印良品は同県産のしょうゆをはじめ調味料を即売するブースを出した。

 渡辺さんは同県内で肥育、処理されたブランド豚「能登豚」を使ったキッシュを販売。「震災の影響でなかなか入手できなかった」と話した。

 売上の一部は、甚大な被害を受けた七尾市で炊き出し支援を行っている団体に寄付することにしている。