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今年もスキーツアー 世代超え楽しく交流 東京六華会

スキーツアーに参加した東京六華会のメンバー(19日)

 主に首都圏在住の県立高田高出身者で構成する「東京六華会」(吉越昌治会長)は20日まで2泊3日の日程で、スキーツアーを妙高市の赤倉で行っている。50代から80代まで26人が参加し、親睦を深めている。

 会は1974(昭和49)年12月に発足した。同校運動部出身の首都圏在住者の会として始まり、現在は運動部や首都圏の枠を外し同校出身のメンバーで構成されている。75年からスポーツで活躍した現役高校生を表彰し、上越市や妙高市の両スポーツ協会などにメダルを贈呈している。

 スキーツアーは年2回の恒例行事として、コロナ禍を挟み昨年3年ぶりに復活した。首都圏在住者と地元上越からの参加がおおむね半々。昨年は見送った宿でのカラオケを今年は4年ぶりに実施し、盛り上がったという。

 スキーは主に赤倉観光リゾートスキー場でグループごとに滑った。30年近くぶりにスキーをしたという同級生で共に初参加の中里一久さん(72、東京都)と樫野利一さん(72、同)は「昔やっていたので感覚は取り戻したが、筋肉痛で下半身が言うことを聞かない」と苦笑い。「初めて会う方もいて、懇親できて楽しかった。年齢を超えた集いが素晴らしい」と満喫している様子。

 昨年に続く参加の森島明子さん(72、川崎市)は「今年も滑れて良かった。昨年40年ぶりで滑れないかと思ったら意外と滑れた」と話した。吉越会長(76、東京都)は「皆さん、この日を待っていた感じ。今年もできて良かった」と、参加者の表情を見てうれしそうに話した。

 宿舎で、先の全国高校スキー大会男子大回転で4位入賞した高田高2年の森尊選手に金一封を贈呈した。