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「修養団」特別賞を受賞 SYDボランティア奨励賞 上越高サッカー部 地域活動が評価 

SYDボランティア奨励賞の特別賞を受賞した上越高サッカー部。藤川監督が贈呈式に出席し、活動内容を紹介した(提供写真)

 上越高サッカー部は公益財団法人「修養団」主催の「SYDボランティア奨励賞」で特別賞を受賞した。これまでの地域活動の取り組みが評価され、全国78団体のエントリーから上位5団体に選ばれた。運動部が選ばれるのは18年の同表彰で初めてという。10日に都内で贈呈式があり、藤川祐司監督(36)が特別賞を受け取った。

 同部は2016(平成28)年の創部以来、週1回の地域清掃活動と月1回以上の地域ボランティア活動を8年間行っている。サッカー以外でも生徒たちを成長させ、誰かのため、社会のために役立つ人材を育てる狙い。

 藤川監督は「上越高校サッカー部では、思いやりの精神で人に接し、明るい地域社会づくりに貢献できる人材の育成を目指している。これからも一人一人ができることを地道にコツコツと積み重ねていきたい。この賞を励みにより一層、地域活動に取り組んでいきたい」とコメントした。

 同奨励賞には33都道府県から小中学生の部21件、高校生の部30件、大学・一般の部27件の計78件の応募があり、選考の結果、文部科学大臣賞1件、優秀賞3件、特別賞2件を表彰した。