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老若男女 辰年生まれ集う 「当たり年」の会盛大に 上越市

会員による木遣り歌の披露。辰年生まれの120人と共に、12年に1度の「当たり年」の活躍、飛躍を願った

 辰(たつ)年生まれの各世代が集う「辰年会」(会長・石田誠夫石田眼科理事長)が11日、上越市西城町3のデュオ・セレッソで開かれた。12年に1度の「当たり年」の会には約120人が参加。互いの活躍やさらなる飛躍を願った。

 1965年、宴会の少ない時季である2月に花柳界を盛り上げようと、石田会長の父・修さんらが中心となって立ち上げた。当時、高田芸妓(げいぎ)に20人ほど辰年生まれがいたこともあって定着したという。

 0歳から96歳まで、年齢や職業などさまざまな辰年生まれの人が出席した。ステージ上には「越後の龍」上杉謙信にちなんで毘沙門天の「毘」の字が掲げられ、会員による木遣(きや)り歌「手古舞(てこまい)」の披露、12歳と24歳の若手出席者による乾杯で開宴した。

 高校生による日本舞踊、越後上杉おもてなし武将隊による演武、マジックショーやプレゼント抽選も行われ、会を大いに盛り上げた。石田会長は元日に発生した能登半島地震にも触れ、「暴れ竜とも言うが、きょうからは新たな年を明るく盛り上げていくきっかけになれば」と願った。