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糸魚川市出身・お笑い芸人 横澤夏子さん なりたい自分探して 母校の後輩へメッセージ 糸魚川高

母校の糸魚川高で講演する横澤さん
生徒らと校歌を歌った

 糸魚川市出身のお笑い芸人・横澤夏子さん(33、吉本興業)は7日、母校の県立糸魚川高(早川勝志校長)で講演した。生徒や保護者らを前に、高校時代の思い出などについてユーモアたっぷりに語った。

 同校の「総合的な探究の時間」の一環として実現した講演会。横澤さんは大きな拍手と歓声に迎えられて入場・登壇し、前生徒会長の金子夏野さん(3年)、現生徒会長の中村竜馬君(2年)、福田莉世さん(1年)の3人からの質問に答える形で話を進めた。

 学校行事や部活動、何げない日常など「全部が思い出」「良い友達、良い先生に巡り合えた」と、声を弾ませて高校生活を述懐。卒業後の進路でお笑い芸人を志し、それに対する親や先生の反応、やりとりを紹介しながら「大人にしゃべるって、すごい大事だと思った」と振り返った。

 芸人になってみて、うれしかったことやつらかったことを答える中で、落ち込んだときの自身の心の持ち方についても言及した。

 横澤さんは母校の後輩に向け、「毎日が思い出づくり。たくさん思い出をつくって、高校生活を謳歌(おうか)してもらいたい」「なりたい自分を探すと、夢や目標があると、すごくわくわくすると思う」などとメッセージを送っていた。

 講演会終了後、金子さんは「芸能人のコミュニケーション能力の高さに驚いた。(憧れの横澤さんと話せて)本当にうれしい」、中村君は「(横澤さんは)人を明るくさせる、場を盛り上げる力がすごい。本人からいろいろお話を聞けて、良い経験になった」、福田さんは「芸能人オーラをすごく感じた。最初は(話をするのに)緊張したが、お話を振ってくれたりして緊張もほぐれて、すごいやりやすかった」と振り返った。

生徒らと校歌を歌った