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「110番の日」 適切な通報に協力を 上越警察署が広報活動

買い物客に110番の適切な利用を呼びかける上越署員

 上越警察署は「110番の日」の10日、事件事故用の緊急ダイヤル110番の適切な利用を促す広報活動を、上越市内各所で行った。同署の警察官40人が市内8カ所の商業施設に出向いて啓発チラシを配り、適切な通報に協力を呼びかけた。

 このうち同市上中田のナルス南高田店では署員5人が買い物客に啓発チラシを手渡し、特殊詐欺被害や交通事故に気を付けるよう声をかけた。

 県内の昨年一年間の110番通報件数は14万3621件。このうち落とし物や道案内、相談など急を要しない通報、間違い電話などが5万5320件だった。

 中でもスマートフォンに搭載された「緊急通報機能」の誤作動による間違い電話が増加しているという。

 上越警察署地域第2課の吉原慎太郎課長(38)は「事件、事故の場合はちゅうちょせずに110番通報をしてほしい」とした上で、「間違って通報した場合は『間違いです』と伝えてほしい。また緊急でない用件は警察相談専用電話の♯9110、または最寄りの警察署に相談をお願いしたい」と話した。