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芸術・文化

正月の縁起物 繭玉飾りに願い込めて 能生児童館にお目見え

小学生らが参加して縁起物の繭玉飾りを華やかに仕上げた

 糸魚川市の能生児童館(猪又英一館長)に、正月の縁起物の繭玉飾りがお目見えした。6日、来館した児童や保護者、職員で作り、新しい年の豊作や健康などを願って華やかに飾った。

 地域の人が切り出し、提供してくれたミズキ3本の枝に白やピンク、黄、緑、赤の色とりどりの繭玉を付けて、小判やサイコロ、扇などの装飾をつるした。館内中央の階段に取り付けて完成。見上げて「きれい」と喜んだ。参加した小学4年生男児は「今年一年、いいことがありますようにと思いながら飾った」と話した。

 当地は小正月に餅をついて繭玉を作り、木の枝に付けて豊作を祈る風習が残る。かつては能生にも繭市場があり、農家の人たちが年に3回収穫して持ち寄ったという。