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20歳の再会 大人の実感 板倉区「新成人のつどい」に49人 年明けの波乱越えて

着物やスーツ姿の49人がそろい、大人になった実感をかみしめた
恩師にとっては5年ぶりの再会。当時とはすっかり変わった風貌にびっくり

 板倉区在住、出身で20歳を迎えた有志が自らの手で運営する「新成人のつどい」が7日、同区針の農村環境改善センターで開かれた。着物やスーツ姿の49人が出席、友人や恩師と再会した。

 成人の日(8日)前後に開かれる、上越市内唯一の成人式行事。会場のセッティングから記念写真の手配まで全て自分たちで行っている。会場には中学時代の恩師2人が駆け付けた。

 今も同校で教員として勤務する高井瑞樹さんは「ここまで家族の支えがあったことを忘れずに、より良い人生を送ってほしい。みんな、いい表情をしている。自立した大人になってほしい」とエールを送った。

 1日の能登半島地震、2日は羽田空港で日本航空機が海上保安庁の航空機と衝突、炎上するなど、市内外に散らばった仲間が無事集まれるか心配もあったという。幹事の一人で同区在住の会社員、小林結羽さん(20)は「心配事も多かったが、無事に『つどい』を開くことができて良かった。中学卒業から5年ぶりに再会する人もいて、久しぶりに元気な顔を見ることができた」と話していた。

恩師にとっては5年ぶりの再会。当時とはすっかり変わった風貌にびっくり