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8日まで大雪警戒 山沿い中心、平地でも

 新潟地方気象台によると、8日にかけて北陸地方の上空5500メートルに氷点下33度以上の寒気が流れ込み、上越地方の山沿いを中心に平地でも大雪となる見込み。雪雲が同じ地域にかかり続けた場合、上越、中越では警報級の大雪となる恐れがある。

 8日午後6時までに予想される24時間積雪量は上越の平地で40センチ、山沿いで80センチ。山沿いは8日いっぱい降雪が続く見通し。同気象台は風雪による視程障害、高波、電線や樹木への着雪、なだれ、路面凍結、落雷、竜巻など激しい突風、ひょうにも注意するよう呼びかけている。

 1日に発生した能登半島地震で被災した家屋は、降雪による倒壊も想定しうるとして注意を呼びかけている。

◇国道・高速道の通行止めに注意

 国土交通省とネクスコ東日本、ネクスコ中日本は大雪の場合、国道、高速道路で通行止めを行うことがあるため、ドライバーに不要不急の外出を控えたり、運行ルートを見直したりすよう呼びかけている。

 国交省は大雪の場合、国道8号柿崎から富山県境、同18号は妙高市猪野山から同市関川、ネクスコ東日本は上信越道上越高田から信濃町(長野)、ネクスコ中日本は朝日(富山)から木之本(滋賀)までを通行止めにする可能性があるとしている。