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糸魚川市立3図書館 地震で図書散乱 整理し5日開館

地震の影響で散乱した図書の整理に当たる図書館スタッフたち(4日午前9時30分ごろ、市民図書館)

 糸魚川市立図書館の3館(市民図書館、能生図書館、青海図書館)は開館予定だった4日、能登半島地震の影響で臨時休館し、書架から落ちて散乱した図書の整理などに当たった。

 市生涯学習課によると、3館通じて閉架書庫内で図書などの散乱が目立っているという。市民図書館では壁面や図書の破損もあった。同課職員の一人(38)は「かなりの惨状。ここまで本が落ちているとは」と率直に語る。

 整理しきれなかった所も一部あるというが、5日は通常通り開館し、4日から予定していた「図書館福袋」を実施する。各館スタッフが決めたテーマに沿った内容の本を3冊1セットの福袋にして貸し出す企画で、市民図書館で大人向けと子ども向け合わせて50セット、能生図書館で同20セット、青海図書館で同30セット用意。午前9時30分から開始し、なくなり次第終了。

 同課では「1日伸びてしまって心苦しいが、できる限り万全の体制で開館し、スムーズにサービス提供していきたい」としている。