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「持続可能な成長」に挑む 上越地域1JA時代へ えちご上越、ひすい3月合併

合併予備契約に調印した(左から)JAえちご上越の羽深真一経営管理委員会会長、JA新潟中央会の伊藤能徳会長、JAひすいの吉原勝廣組合長(昨年8月)

 上越地域1JA構想が今年、実現する。2018年にJA新潟中央会が方針を示して以降、JAえちご上越とJAひすいは協議を重ね、3月1日の合併を目前に控える。

 人口減と高齢化により農業の担い手・販売先が減少する中で、持続可能な成長戦略を描けるかが今後問われる。上越、妙高、糸魚川の3市にまたがる広域組織が生まれるのも初めて。今後、自治体の連携、ビジネスの広域化などを占う上でも注目を集めそうだ。

 新型コロナウイルスの社会的影響は薄らいだが、エネルギーをはじめ諸物価の高騰、世界で相次ぐ軍事衝突は地域経済にも影響を与えている。そんな中でも懸命に前へ進もうとする地域企業の動きを特集する。