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歴史、文化、自然、食あふれる見どころ 「通年観光」魅力発信 観光ボランティアガイド 上越市

観光の〝最前線”で上越を訪れた人たちを案内し、もてなす上越市観光ボランティアガイドのメンバー(春日山城跡の上杉謙信公銅像前で)
春日山城跡の上杉謙信公銅像

 悠久の歴史や育まれる文化、豊かな自然、おいしい食が並ぶ上越地域は見どころにあふれている。魅力ある地域を住んでいる人だけでなく、多くの人に知ってもらい、見てもらおうと、「観光」の視点が見直されている。

 上越市は季節ごとのイベント集客に頼らない「通年観光」を打ち出し、通年での観光地化による地域の発展と、滞在や交流拡大を通した新たな「なりわい」創出を目指し、計画を策定している。催事や祭典、郷土の偉人の生没など、これから数々の周年、節目を控える。

 さまざまな観光資源が点在する中、最前線で観光客を迎え、案内するのが上越市観光ボランティアガイドの皆さん。2001(平成13)年に養成講座が始まり、以来、名所旧跡や街中、イベントなどで案内し、魅力を伝えている。ガイドとしての知識、資質を高める研修も随時行っており、現在約60人が登録している。

 第1期生の一人、鈴木六代さんは「上越の身近なことを知ろうと軽い気持ちで入り、勉強するうちに素晴らしさを知り、上越が好きなんだと実感した。いろいろな情報を得て、お客さまの笑顔を見て、生活にめりはりができ、日々の暮らしがより豊かになった。少しでもお客さまが楽しく、気持ち良く旅してもらえれば」と〝心意気”を話している。

春日山城跡の上杉謙信公銅像